Ghost Proの料金を日本円で解説——$15/$29/$199は月額いくらになるのか(2026年版)
Ghost
Ghost Proの料金ページを開くと、ドル表示のまま終わる。
月額$15——円換算でいくらか。年払いにするとどう変わるか。クレジットカードに手数料は乗るのか。noteやSubstackと比べて「手取り」はどちらが残るのか。
僕が調べた結果を全部出す。
結論——Ghost Proの日本円換算料金(2026年4月時点)
まず数字を先に置く。
Ghost Proは現在3つのプランがある。Starter / Publisher / Businessだ。
年払い(Annual)の月額換算(1USD≒150円・参考値)
| プラン | 月額(USD) | 年額(USD) | 月額(円換算) | メンバー上限 |
|---|---|---|---|---|
| Starter | $15 | $180 | 約¥2,250/月 | 1,000人 |
| Publisher(1,000人) | $29 | $348 | 約¥4,350/月 | 1,000人 |
| Publisher(2,500人) | $46 | $552 | 約¥6,900/月 | 2,500人 |
| Publisher(5,000人) | $63 | $756 | 約¥9,450/月 | 5,000人 |
| Publisher(10,000人) | $88 | $1,056 | 約¥13,200/月 | 10,000人 |
| Business(10,000人) | $199 | $2,388 | 約¥29,850/月 | 10,000人 |
月払い(Monthly)の代表的なプラン(主要帯のみ)
| プラン | 月額(USD) | 月額(円換算) |
|---|---|---|
| Starter | $18 | 約¥2,700/月 |
| Publisher(1,000人) | $35 | 約¥5,250/月 |
| Business(10,000人) | $239 | 約¥35,850/月 |
※為替レートは執筆時点(2026年4月)の参考値。実際の請求額は決済時のレートで変動する。公式サイト ghost.org/pricing/ で最新プランを確認してほしい。
年払いにするとStarterで16%、Publisherで17%ほど割安になる。月払いの$18を払うか、年払いの$180(月$15換算)にするか——使い続ける確信があるなら年払いが素直に得だ。
Ghostの料金体系は**メンバー数(無料+有料購読者の合計)**によって段階的に上がる設計になっている。読者が増えるほどプラン料金が増えるのではなく、あるしきい値を超えた時点で次のティアに移行する。
プラン別に何が違うのか——機能・制限の比較
Starter($15/mo・年払い)
個人ブロガーやニュースレター書き手の入り口になるプランだ。
- メンバー最大1,000人
- カスタムドメイン接続: ○
- ニュースレター送信: 月10,000通まで
- カスタムテーマ: ○
- Ghost Explore(メンバー発見機能): ×
- チームメンバー追加: ×(1アカウントのみ)
- Stripe連携(有料メンバーシップ): ○
Starterで有料メンバーを取れるかどうかを疑問に思う人がいるが、答えはYesだ。Stripeを接続して有料購読者から課金する機能はStarterでも使える。「まず有料読者100人から始めたい」という人にとって、Starterは十分機能する。
Publisher($29〜$88/mo・年払い)
読者規模が1,000人を超えてくる段階、または発見機能を使いたい場合に移行するプランだ。
- メンバー上限: 1,000〜10,000人(スライダーで選択)
- Ghost Explore: ○(Ghostエコシステム内の読者発見機能)
- カスタムインテグレーション(Webhookなど): ○
- チームメンバー: 最大5名
- Priority support: ○
StarterとPublisherの実質的な差はGhost Exploreの利用可否とメンバー上限だ。Ghostエコシステム内での発見を期待するなら意味があるが、自前のSEOやニュースレターで集客する方針であれば、Starterで長く戦える。
Business($199/mo〜・年払い)
チームで運用する媒体、またはエンタープライズに近い要件が出てきた段階のプランだ。
- メンバー上限: 10,000〜100,000人
- Priority support plus
- カスタム契約・SLA: 個別相談ベース
個人ブロガーがBusinessに移行するのはメンバーが数万人を超えてからだ。その段階ではそもそもGhost Proでなくセルフホスト(VPS)に移行している可能性が高い。最初からBusinessを選ぶ理由はほぼない。
為替と決済の注意点——ドル請求・クレカ手数料の実態
Ghost Proの請求はUSDだ。
日本のクレジットカードでドル建て決済をすると、多くの場合**海外事務手数料(通常1.6〜2.2%)**が上乗せされる。Visa・Mastercardのレートに加えてカード会社の手数料が乗る形だ。
Starterを年払いで$180払う場合、カードの海外手数料を2%として計算すると$183.6、円換算で約¥27,540(1USD=150円換算)になる。月割りで約¥2,295。わずかな差だが、長期で積み上がることは頭に入れておいていい。
PayPalで払う選択肢もある。ただしPayPalも独自のレートと手数料があるため、どちらが得かはその時々のレート次第だ。
月払い vs 年払いの実質差
Starterで月払い$18 vs 年払い月$15換算——年間にすると$36の差だ。円換算で約¥5,400。
「まずは試したい」という気持ちは分かる。だが月払い3ヶ月($54)で解約するくらいなら、年払い($180)で12ヶ月試した方が安い。年払いの返金ポリシーについては後述する。
隠れコストはあるか——独自ドメイン・メール・テーマ
Ghost Pro本体の料金以外に何が要るかを整理する。
独自ドメイン(必須・Ghost料金外)
Ghost Proはドメイン代が含まれない。yourblog.ghost.io というサブドメインは無料で使えるが、独自ドメインを使いたい場合は別途取得が必要だ。
での取得が年間¥1,000〜¥2,000前後(.comの場合)になる。
メール送信数(Starterは月10,000通まで)
Starterのニュースレター送信上限は月10,000通。読者が1,000人いて毎月10本のメールを送ると月10,000通ちょうどになる。頻度が高い場合は計算しておく必要がある。Publisherプランではより多くの送信数に対応している(プランごとに公式で数値を確認するといい)。
カスタムテーマ(Ghost Proなら無料テーマも使える)
Ghost Marketplaceには無料・有料テーマが並んでいる。デフォルトのCasperテーマを使うならゼロ円だ。テーマを購入するなら$49〜$150前後が相場だが、Ghost Proに必須というわけではない。
Stripe手数料(有料メンバーシップを設定した場合)
Ghostで有料メンバーから課金するとStripeの決済手数料がかかる。日本では3.6%前後(Stripeの公式レート)だ。Ghost自体はこの手数料を上乗せしない。「Ghost手数料ゼロ」というのは本当だが、Stripeへの支払いは別途発生する。
note・Substackと「手取り」で比べると——分岐点はどこか
noteで有料コンテンツを売ると、プラットフォーム手数料と決済手数料で合計14.5〜32%が引かれる。月額マガジンなら概算14.5〜18%前後、単発有料記事なら最大32%に近い引かれ方をすることもある。手数料の内訳を細かく知りたい場合はnoteの手数料を図解した記事を参照してほしい。
Substackは有料購読者から取る手数料が10%だ。無料で始められるが、その分収益の10%をSubstackに払い続ける設計になっている。
Ghostの場合、Ghost自体への手数料はゼロだ。Stripe手数料(3.6%前後)のみ引かれる。
月額¥1,000のサブスクを有料読者100人から受け取る場合の試算
| プラットフォーム | 月収入 | 差し引き率 | 手取り(月) |
|---|---|---|---|
| note(月額マガジン) | ¥100,000 | 約17% | 約¥83,000 |
| Substack | ¥100,000 | 10%+Stripe3.5% | 約¥86,500 |
| Ghost(Starter・年払い) | ¥100,000 | Stripe3.6%のみ | 約¥96,400 |
Ghost Starter(¥2,250/月・年払い換算)の費用を差し引いても約¥94,150が残る。noteと比べると月に約¥11,000の差だ。有料読者が増えるほどこの差は広がる。
分岐点はおよそ有料読者20〜30人あたりだ。それを下回る段階では、noteのコミュニティ内でリーチを広げる価値がGhostの手数料優位を上回ることもある。20〜30人を超えたあたりからGhostのコスト優位が効き始める。
どのプランから始めるべきか——読者数別の推奨
| 現在の読者規模 | 推奨プラン | 月額目安(年払い) |
|---|---|---|
| ゼロから立ち上げ | Starter | $15(約¥2,250) |
| 無料読者500人超 | Starter or Publisher | $15〜$29 |
| 有料読者100人超 | Publisher | $29〜 |
| 有料読者1,000人超 | Publisher上位帯 | $46〜 |
| チームで複数人運用 | Business | $199〜 |
個人ブロガーとして始めるなら、Starterから入って問題ない。
僕自身は現在シンVPS上でGhost 6を自前運用しているが、非エンジニアや「まず書き始めたい」という人に対しては素直にGhost Proのstarterを勧める。サーバー管理・SSL更新・Ghost本体のアップデートを全部Ghost側がやってくれる。その手間を$15/月で買うと考えれば高くない。
Ghostがどういうサービスかまだよく知らないという場合は、先にGhost(Pro)とは何かから読んでほしい。
契約前に確認すべき3点——解約・返金・データエクスポート
1. 返金ポリシー
Ghost Proは14日間の返金対応を掲げている(執筆時点)。年払いで$180払った直後でも、14日以内であれば全額返金の申請が可能だ。条件は変わる可能性があるため、ghost.org のサポートページか利用規約で最新版を確認しておくといい。
2. データエクスポート
Ghostはデータを丸ごとエクスポートできる。管理画面の Settings → Import/Export から、投稿・メンバー・設定を含んだJSONファイルをダウンロードできる。画像は含まれないため別途取得が必要だが、記事データとメンバーリストは抜き出せる。
「囲い込まれる」仕組みではない点は、noteや一部のニュースレターサービスとの大きな違いだ。
3. プランの変更と即時反映
Starterを使っていてPublisherに上げたい場合、差額で即時アップグレードできる。逆にダウングレードは次の請求サイクルから適用される形が一般的だ。変更時は公式サポートか管理画面のFAQで確認する。
まとめ
Ghost Proの料金は、個人ブロガーが選ぶStarterで年払い**$180(月$15・約¥2,250)**から始まる。
noteの手数料14.5〜32%、Substackの10%と比べると、有料読者を持ち始めた段階でGhostのコスト優位は明確に出る。セルフホスト(VPS)の手間を省いて書くことに集中したいなら、Ghost Proは現時点で最もシンプルな選択肢だ。
プランを詳しく比較したい場合は ghost.org/pricing/ を直接確認してほしい。メンバー数のスライダーを動かすと各段階の料金がリアルタイムで表示される。
Ghostそのものが初めてという場合はGhost(Pro)とは何かを先に読んでほしい。有料化の手順についてはGhostでStripeを繋いで日本円課金を始める手順にまとめている。
料金・仕様は執筆時点(2026年4月)の情報を元にした。為替変動・プラン改定がある。契約前に ghost.org/pricing/ の公式情報を確認しておくといい。